不登校のこどもと兄弟姉妹の接し方~不登校が家族に与える影響

7月 12, 2019

子育ての悩みを共有し、不登校の対応、親子関係、人間関係全般の問題の解決方法を探ります。

 

不登校のこどもと兄弟姉妹の接し方

不登校のこどもと兄弟姉妹の接し方について、悩まれているかたも多いと思います。

いつも学校に行っている兄弟姉妹は、「自分は頑張っているのにアイツだけ家でゆっくりしている」と思っているかも知れませんよね。

どうして弟(あるいは兄や妹など)だけずっと家にいてのんびりして、かついつも母親と一緒にいられるのか、不公平だ、と感じている可能性もあります。・

そういうことを心配していると、自分はいったいどのように兄弟姉妹に接していったらよいのか悩むかも知れません。

でもその前に、もっと重大なことがあります。

そちらを認識しないと、兄弟姉妹の接し方までもことごとくちぐはぐになってしまいます。

本日は、そのようなこともひっくるめた不登校の家族への影響を考え、解決策を提示していきます。

 

 

不登校のこどもに「学校に行かなくていいよ」と告げている方へ

このサイトに来られている方は、かなり真剣に、少しでも有益な情報を得たいと思っているかただと思います。

そして、このサイトにいったん来られたからには、ほかのサイトと同じことを言っているようでは、ここに来てくださった意味が無いので、ズバリ聞いてみます。

兄弟姉妹の影響を考える前に、まずご自分の心の中に問いかけてみてください。

不登校のこどもに「学校には無理をしていかなくてもいい」と声かけをしていますか?

そしてそれは、本心でしょうか?

本当に心から、学校には無理していかなくても良いと思っていて、学校に通っている兄弟姉妹がそれを聞き、「あ、通わなくていいんだ、じゃあわたしも通わないよ」ということになっても大丈夫、と胸を張って言えますか?

なぜなら、「学校には無理していかなくていいよ」と本心から言うということは、兄弟姉妹もそれに倣って不登校になっても容認でき、またそのようなこどもの生き方を親として支えられると確信があるからのはずなのです。

兄弟姉妹の影響を考える前に、まず、不登校のこどもに普段からかけているご自分の声かけを考えてみてください。

 

▼こちらの記事は、不登校をネットや実生活でいろんな人に相談すればするほど解決からは遠ざかるメカニズムを解説しています。

不登校を誰かに相談するのは逆効果~こどもを縛る「ダブルバインド」

本当に「学校には行かなくていい」と考えている場合

この場合は、仮に兄弟姉妹が同じように不登校になったとしても、どーんと構えて居られると思います。

かと言って、そういうかたはそもそもネットを見ることも無く、こうした不登校関連のサイトを読むこともないかも知れません。すでに覚悟ができているからです。

あるいは、こどもの不登校歴が長く、本心からこどもの不登校を受容できているため、最終的に「学校は必ずしも必要ではない」と思える境地に至ったのかも知れません。

問題なのはむしろ、「本心では学校に行って欲しいのに、こどもに合わせて学校に行かなくてもいいよ、と言ってあげている」あるいは、ネットなどの情報を見て、無理に学校に行かせるのは良くない、まずは受け入れてというアドバイズを見聞きして、本心ではないのにそう言っている場合、です。

本心ではない言葉を聞かされ続けるこどもは、親の言葉と本心が一致しないことを見抜いていて、そのどちらに従うべきか迷い、身動きが取れなくなってしまい、迷いの中に閉じ込められてしまいます。

それを聞いている兄弟姉妹も動揺し、学校には実は行かなくてもいいんではないか、と思って不登校になったり、不登校の兄弟を「自分だけラクをしている」と気持ちが尖っていくことになるかも知れません。

まずは親が自分の心と言葉を一致させることから始める

世の中にはいろんな情報があふれています。

たとえば不登校の問題についても、「学校には行かなくても大丈夫」「こどもの意志を尊重してあげて」「学校以外の生き方はある」という情報もたくさんあります。

そういう情報を取り入れて、そのまま我が子に応用して、「学校に行かなくてもいいよ」という声掛けをしていると、本音と現実が乖離してしまい、乖離した隙間にいろいろなトラブルの種がまき散らされてしまいます。

例えば、兄弟姉妹までが一緒に不登校になる、といった問題は、親が不登校のこどもに「無理に行かなくてもいいよ」と本心ではない声掛けをしているはずみで生まれた現象かも知れません。

不登校になっているのは我が子であり、我が子がそうなって迷うのは当然です。そして我が子は、どんな書籍にも出ていない、オリジナルのこどもです。

そんなオリジナルの子供に対して、見も知らぬ親子の例をそのまま当てはめ、本心でない言葉を我が子にかけるのは、控えるようにしましょう。

実は、不登校のこどもに限らず、兄弟姉妹も含めてこどもが感じているのは親の言葉ではなく、親の心からの本心と物事に対する覚悟だけです。

 

▼こちらの記事では、ゲームに人生を捧げようとしているこどもに自分の人生を取り戻させる方法が紹介されています。

不登校のこどものゲームとの付き合い方を「切実に」知りたい人の記事

本心かどうか自信がないなら大いに悩み正直な気持ちをこどもに伝えること・あるいは沈黙すること

ネットや書籍に書いてあることは、そのまま自分の家族のことではありません。

不登校という現象は同じでも、そこに至った経緯やこどもの性格もそれぞれ違い、親の考え方も違います。

学校に行かない子供に対して、無理やり学校に行かせるのも、「行かなくてもいいよ」と本心でない言葉を伝えるのも辞めて、まずは親の自分はこどもにどうして欲しいのか、正直な気持ちをこどもに伝えてみる努力をしてみてください。

伝えてから先こどもがどう反応するかはこどもの領域であって、そこは親の領域ではないので、こどもの言い分を静かに聞きましょう。

なかなか伝わらないなら、いっそ沈黙しましょう。

不登校児が大きくなって一番心に残った親の対応が、

「黙って見守ってくれたこと」

というのが上位に来るのも、親自身が本心で無い言葉をこどもにかけるのを控えて「自分の心に誠実であろう」と努力していたことがこどもに伝わっていたからです。

そういうことの繰り返しの向こうに、ようやくその家族なりの解決方法が見えてきますし、その時に他の兄弟姉妹の接し方の正解も見えてきます。

まとめ

本題からズレているように見えるかも知れませんが、不登校のこどもとその兄弟姉妹への接し方に悩むよりも、自分の本音と真剣に向き合って接してみることが一番先です。

ここをしっかり確認しておかないと、不登校のこどもだけでなく、兄弟姉妹への接し方もグダグダになってしまい、一緒に不登校になったり、あるいは不登校の兄弟を恥じて隠そうとしたり、または兄弟間の確執が生まれたりすることも考えられます。

そうなると、事態はもっとややこしくなっていきます。

不安定な土台の上に無理やり柱を立てて家を作っても、すぐに崩れてしまうのと同じです。

親はまず、自分の本心をしっかりと把握し、こどもに学校に行って欲しいのかどうか、そのためにはどうしたらいいのか、どのようにこどもに伝えたら良いのかしっかり考え、粘り強くそれを伝えていくようにしてください。

その過程で、「やはりこの子には学校よりも違う道が合っているかもしれない」と気づくこともあるかもしれないし、兄弟姉妹もその過程を見守って家族がまとまって良い方向に向かうかも知れません。

そういう親の真剣な姿勢を見て、兄弟姉妹も落ち着いてきますし、その家族なりの到着点に自然にたどり着いていきます。時間はかかるかも知れませんが、本質的解決はそういう葛藤と覚悟の向こう側にあるのではないでしょうか。

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