学校って何?と聞かれて答えられないときに読む記事
こんにちは!「不登校のこどもを持つ親のための塾」の見守り隊、ごまちゃんです。
母親代表のりゅうかです。よろしくお願いします。
早速本題に入りますが、りゅうかさんは「学校ってなに?」て考えたことがありますか?こどもに聞かれてちゃんと答えられますか?
えっ・・・学校ですか。それは、勉強したり、遊んだりするところでしょう。ていうか学校は、「こどもは毎日行くのが当たり前」な場所、ですかね。
そんなぼんやりした考えではこどもに「どうして学校に行かなくてはいけないの?」て聞かれたとき、答えられませんよね。その時点で、「大人は適当なこと言って学校に行かせようとしている」とこどもに思われてしまいます。
学校とは何か、なんて今まで考えたことなかったけど、改めて真剣に考えてみます!
▼このブログに初めて来られたかたへ
学校はこどもを「人のために役立つ人間に替える」場所
学校の最大の目的はここにあります。
こどもはそのままでは、誰の役にも立てません。
社会のために役立つ人間、経済活動に役立つ人間、国のために役立つ人間、あるいは地域社会のため、家族のために役立つ、という、
自分以外の人のために自分を役立たせるように訓練する
場所として、学校があるのです。
勉強するのも、定期的な時間に招集するのも、列の作ったり、みんなで遊んで協調性を持たせるのも、すべて、その目的のためです。
近代以前は、文字通り食べていくためにお百姓さんをしたり、生活するために道具を作ったり家を建てたりして、具体的に体を使って物を生み出すことを学べば良かったのですが、近代以降そうはいかなくなりました。
効率的に物を作り出すために、集団で働くことが必要になり、限られた時間で効率良く働いてくれる人材が必要になりました。
そういう社会に役立つ人材育成のため、学校は最大限の役割を果たしています。
▼こちらの記事は、ゲームに取り憑かれてしまったこどもに対する対処法を紹介しています。
「人間は教育がないままでは人の役に立つようにはならない」というのは、厳しいけども本当です。
でも、学校に行かなくても偉人になった人はたくさんいますよね。アインシュタインは落ちこぼれだったそうですし、田中角栄は小学校卒だったらしいし。
そういう、100年に一度出るか出ないかの偉人を引き合いに出しても実例にはなりません。ここで言うのは、「天才ではない、普通の人間にとって」の話です。
そうですね・・・
▼こちらの記事は、不登校児の兄弟姉妹にはどう接したらいいかを解説しています。
教育とは「洗脳」!?
このような本があります。民間ロケット打ち上げに成功されたホリエモンさんの著書です。
![]() | すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論 [ 堀江貴文 ] 価格:799円 |

タイトルがかなり挑戦的です。
『すべての教育は洗脳である』
全くその通りです。
人間を社会の都合の良いように作り替え、国のために奉仕する人間にすること、教育の最終目的はそこであることは間違いありません。
特に学校は主たる洗脳機関である、と断言しても良いでしょう。
ただし、そこで考えたいことがあります。
国のため、社会のために役立つ人間にする洗脳は、悪いことなのでしょうか?
管理人はこの本を読んでいませんし、堀江氏はとても尊敬しています。
民間ロケットを飛ばす夢を、フジテレビ買収騒ぎの時からずっと語っていて、それをついに実現させました。
夢を持って前に進む力を最大限発揮していらっしゃる先駆者だと思います。
一方で、堀江氏ほど、洗脳機関である「学校」から利益を得ている人もちょっといない。
堀江氏は東京大学中退で、あるインタビューに「一度は東大に入っておけ」とおっしゃってます。
学校を否定するどころか、積極的にその恩恵を受けにいけ、ということでしょう。
彼は、学校から受け取る利益を最大限受け取った上で、「洗脳」を指摘しているのです。
少なくとも、学校による「洗脳」は、ある種の宗教などの洗脳とは種類が違います。
有名な方が学校は洗脳だと言ったので、やはり学校に行く必要は無い、といった短絡的な結論には飛びつかないほうが良さそうです。
▼こちらの記事では潜在的に「我が子を愛せない」と恐れを抱いている人への処方箋を記しています。
堀江氏の場合は「教育は洗脳」と言いつつ、洗脳から受けられる利益を最大限に自分の自己実現に利用しています。
ホリエモンさんは、「教育を受けることによって得られる利益が大きいのなら、喜んで洗脳を受け入れましょう」というスタンスだったんですね。
本当に教育は必要ないとおもってらっしゃるなら、東大には入らないでしょう。
確かに!
そもそも「国や社会に役立つ人間になる」ための洗脳が悪いことなのかどうかも考える必要があります。
学校に行かずに人の役に立てるなら学校は必要ない
もしも、学校に行くことなく人の役に立てるなら、学校は必要ありません。
ユーチューバーになって人を楽しませてもいいし、ゲームの世界でチャンピオンになって稼いでもいいです。そういう方はたくさんいらっしゃいます。
もし、そのような素晴らしい才能のようなものがまだ見当たらないなら、とりあえず学校に行って、人の役に立てるよう訓練を受けておいたほうがいい、ということです。
まずは家族の役に立つこと、友達のために何かしてあげられて、それが貨幣価値を生むほどならば、無理に学校には行かなくてもいいんですよ。
家族のお手伝いをするのも、「役に立つ」のうちに入りますか?
家族以外の人で、その労働価値を認めて雇ってもいい、というレベルなら、人の役に立ってると言えます。働きがお金に換算できるかどうかで考えてください。今の世の中はお金が必要ですから。
▼こちらの記事では、誰かに相談することによって問題がさらに解決から遠のくメカニズムを解説しています。
学校は「社会に役立つ人間をつくる場所」
まずは親自身がこのことをしっかり認識しておく必要があります。
うちの子は学校に行かなくても、他人からお金をもらえるほどの能力があり技能がある!と本当に自信を持って言えるなら、無理に学校に行かせる必要はありません。
注意して欲しいのは、「自分から見てそう思う」のではなく、他人から見ても同じように、「雇ってもいい」「お金を払ってもぜひうちに来てもらいたい」と思えるほどの技能、ということです。
常識的に考えて、小学生、中学生が、他人からお金を貰え、それで生活できるほどの稼ぎを生み出すほどの技能は無いのが普通です。
だからこそ、世の中には学校というものが存在し、そこで、最低限必要な計算能力や協調性、言われたことがちゃんとできる事務処理能力を身に着けて、人から雇ってもらえる人間になる訓練を受けるのです。
ちなみに、世の中には「学校に行かなくてもすでに十分人のお役に立てる素養がある」人はまずいません。
たいていの企業は、「学校を出ている」ということを必要最低限の技能を身に着けている証明として受け取り、雇用しています。
学校は「人のお役に立てるちゃんとした人間です」という社会へのパスポートです。ある程度の技能と忍耐と協調性を証明してくれるのですから。
でも、そのパスポートが無くてもちゃんと社会人になってる人もいますよね。パスポート無しで社会に認められるのって、実はものすごくハードルが高いのかも。
普通の人にはやはり、学校に行くのが最も簡単で最も近道なんですよ。
まとめ
教育、学校の目的は、「人を社会のために役立つ人間に変えること」にある、それだけを押さえておけば十分です。
管理人はものすごく平凡な人間なので、学校を出て良かったと心から思っています。
ホリエモンさんは、「東大に入った」というある意味最強のパスポートを得て社会に貢献しています。
学校を出た、いうパスポートを使うほうが社会から信用されやすい、ということは確かです。
皆さんに少しでもお役に立ち、楽しんでもらえるよう、(ほぼ)毎日更新していきます。
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