不登校のこどもへ「お手紙」受け取るのが苦痛な場合どうしたらいい?

こんにちは!親塾へようこそ。ここでは、不登校についての知識を増やし、「なるほどなあ」と思ってもらえる情報を(ほぼ)毎日お送りしています。

今回は「不登校のこどもがお手紙を受け取るのが苦痛」という題材です。

不登校児代表・つむぎです。ひと月に一度もらう寄せ書きやお手紙の束なんですが、実は読んでいません。読むのが辛いので・・・

どうして辛いのですか?

申し訳ないのと、そもそも「わたしなんか学校に全然行っていないのに、仲良しもいないのに、無理やり手紙を書かされたんだろうな」と思うと、いたたまれなくて・・・

つむぎさんのように思っているこどもも多いかも知れませんね。

母親代表りゅうかです。ときどき届けられる手紙を見ましたが、「一緒に遊ぼう」「なんで学校に来ないの?」とか、こどもが学校に行ってないのを責められているように感じてしまいます。

本日はその辺りのことを深く掘り下げて考えてみましょう。

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クラスの寄せ書きはなぜこどもの心を落ち込ませるのか

なぜ落ち込むかと言うと、

みなさん心にも無いことを書いていることを、不登校児が見抜いているからです。

不登校児は、普通のこどもよりも敏感なこどもが多いです。

ここでは専門的なことは言えませんが、「発達障害」のこどもは人の気持ちがわからないのですが、敏感すぎて学校が辛いこどもは、うわべだけの言葉や裏が読み取れ過ぎてしまうから辛いのです。

どうして教師は、心にもない言葉を無理やりこどもに書かせたりするのでしょうか?

学校にほとんど来たことが無いこどもに「みんな待ってるよ」などとうわべだけの言葉を書かせることに、何か意味があるのでしょうか?

敏感なこどもは、人の言葉の裏が見えたり、人の心の動きに恐れを抱いたりしています。

そういうこどもにうわべだけの言葉を書き連ねて束にすると、二重三重に学校に行けなくしてしまう可能性があります。

ほんとうに正直な感想なんですが、一度もしゃべったことないこどもに「みんな待っているよ、学校楽しいよ」などと書かせる指導って、いったい何なんでしょう・・・

こちらの記事では、「こどもがゲームに没頭する」こと、それによって受ける利益や不利益を解説しています。「こどもにゲームに夢中にならせる」ということはどういうことか、もう一度考えてみてください。

不登校児に「寄せ書き」や「お手紙」を書かせる意図

もしクラスのこどもが自主的に「学校に来ていない○○さんに手紙を書こう!」と言って書いた寄せ書きなら、ものすごく意味がある、素晴らしい取り組みと思います。

問題なのは、例えば担任などがホームルームの時間などを割いて、不登校児に手紙を書かせることです。

こどもが不登校になってしまう原因の一つに、

「他人の言葉というのは二重にも三重にも意味がある」

ということを知り、少しずつ恐れを抱いてしまうことです。

不登校がもしかしたら、クラスに居場所が無いことが原因だったり、人と接することが怖かったりするのが原因ならば、「寄せ書き・お手紙」はものすごい圧迫感を与えてしまいます。

親は、そういうお手紙はできればこどもの目に触れさせたくないと思っても当たり前です。

クラス全員に一言ずつ書かせるという行為に、不登校児はものすごく申し訳なさを感じてしまうのです。

見たことも話しをした覚えもない同級生から「学校においで、みんな待ってるよ」というような手紙を見ると、胸がきゅーんと縮んでしまう気持ちがします。

みんな、学校に来ないわたしのために、無理やりこれを書かされたんだろうな、て・・・。

それ以来、お手紙系は開けるのも怖いのです。そこからみんなの「ちっめんどくせーな、でも書けって言われるからしゃーないな、適当に買いとこ」ていう心の声が聞こえてくる気がするんです。

「スクールカースト」と「自分探し」に苦しめられるこどもたちについて解説している記事はコチラです。

担任が「お手紙」を書かせる意図

この辺りから、ちょっと担任とか学校側の目線に移ってみましょう。

目線を変えると、いろんな角度から物事が見え、気持ちが楽になります。

どうして担任が不登校児に宛てたお手紙を書かせるかというと、

何もしていないと、教頭やPTAから、

担任は何もしていない、学校はこどもを放置していると非難されるからです。

少しでもアクションを起こし、不登校を解決する試みをしました、という形を欲しがってお手紙を書かせていることが大半です。

担任は実は、不登校児の心に分け入って、親身になって学校に行かせるための行動を起こすほど時間的余裕は無く、精神的余裕もありません。

この点で、担任を責めることはできませんし、「不登校改善のためにアクションを起こした」という実績作りを否定することもできません。

担任が、不登校児を無理やりに学校に引っ張り出すことは物理的に不可能です。にも拘わらず、

担任は何もしてくれない。放置された。

学校はどう考えているのか?アクションを起こしてくれないなら教育委員会に訴えます!

というような、ある種の攻撃的な保護者との葛藤の予防策として、「お手紙」「寄せ書き」を書かせているのです。

今、教育現場では、教師の「権威」が無くなってしまい、ひどい場合には家庭が校長と教頭を保護者会の前でつるし上げ、糾弾して物事を動かそうとする事例も良く見かけられるようになりました。

そのようなことにならないための予防策として、意味のないことが大半の「お手紙」「寄せ書き」を書かせ、「改善に努力しているアピール」をしている、そこまで学校と教師は追い詰められているのです。その辺りの事情を親側も理解できるのではないでしょうか?

そうですね・・・わたしも以前「校長と教頭、担任のつるし上げ祭り」を見たことがあります。保護者は言いたい放題でした・・・

学校現場で、保護者があまりにも強圧的になってくる場合、実は学校側には対抗手段がありません。ほとんどサンドバック状態です。
国の方針と強圧的な保護者に挟まれた学校の苦悩は相当なものです。

良いお母さんが実は危ない、という記事はコチラです。

「お手紙」にまつわるいろんな感情をどう処理するか

ここからは、結局「お手紙を書かせるか、それとも辞めるか、もらっても捨てるのか、それとも読むのか」の具体的な対処方法に移ります。

実は、これは、不登校児に関わらず、世の中のあらゆる人間関係に置いて基本となることですが、結構見過ごされています。

結局、対処法と言うか、取るべき道は一つしかありません。それは、

心と言動を一致させる

という事です。

不登校のこどもはまず、「お手紙を無理やり書かせているのなら辞めて欲しいなあ、嫌だなあ」と思うことを自分に許すこと。→こんなことを考えるわたしは悪い子、などと評価する必要は無い。

親は、「お手紙や寄せ書きこどもたちの自主的な取り組みでないかぎり、ほんとうに嫌だ、辞めて欲しい」と思うことを自分に許すこと。→学校にアクションを起こす必要は無いです。こどもが読みたがらなければ黙って処分すればそれでOK。

教師は、「こんなことでもしないと周囲に何を言われるかわからない、改善に取り組んでます、という形を見せておかねば」と思ってやっていることを素直に認めること。→「自分は本当に不登校児のためを思って時間を割いているんだ」などと思い込む必要はありません。

みんなが自分の中の気持ちを素直に認め、そう思うことを許していると、事実だけが残ります。それは「それでも学校には行きたくない」という、不登校児の現状だったりします。

現在は、不登校を社会全体が許す兆候になっています。

不登校児が増えたからと言って就職率がガクンと下がるわけでも、日本経済がとんでもないことになっているわけでもないので、そもそもそれほど大騒ぎすることでもないです。

まとめ

結局、担任が、自分の事情でこどもにお手紙を書かせてもいいですし、こどもは自分の事情でお手紙をもらって嫌な気分になり、捨てたり封印したりしてもいいです。

中には、心を込めて「学校に来てね」というこどももいたかもしれませんが、現実問題として、学校に行っているこどもは学校生活でものすごく忙しい日々を送っているので、不登校児に心を寄せる可能性が低いかも知れません。

もし、お手紙や寄せ書きを書くのなら、学校に来る来ないなどの話題にするのではなく、

今夢中になっていること

興味を持っていること

好きなテレビ番組や動画

などを書かせて、不登校児に見せてあげて、「あ、この人とわたし同じ趣味だ」などと親しみを持たせるようなものにしてあげたらいいのではないでしょうか。

それでも読むのが苦痛なこどももいます。

そういう場合は、親がはっきりと「学校の雰囲気を直接味わうのは今のこどもにとって負担になるので、そっとしておいてください」と学校に直接言ってもいいです。

皆さんに少しでもお役に立つ情報が提供できるよう定期的に更新していきます。

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