「不登校は母親の責任」と言われ反発を感じた時に読む記事

7月 23, 2019

こんにちは!親塾へようこそ。ここでは、不登校についての知識を増やし、「なるほどなあ」と思ってもらえる情報を(ほぼ)毎日お送りしています。

今回は「不登校は母親の責任」と世間が言っていて、なんだかモヤモヤするときに読む記事です。

息子の不登校はわたしの責任と思うと、もうどうしたらいいかわからなくて・・・でもやはり、わたしの育て方が悪かったのかな、と自分を責めてしまいます。モヤモヤする一方で、「母親ばかりに責任を押し付けないで!」と反発も感じています。

落ち込むときはとことん落ち込むことも大切です。
誰でも落ち込みますよ、辛いことたくさんありますし、母親のかたがたはホントに大変だと思います。みんなして母親を頼っているので・・・

世の中の悪いことは全部母親が悪いと思われている感じがして時々腹も立ちます。

「不登校は母親の責任」とする世間の見方がどこから来るのか、世間がどうして母親の責任にするのかを知れば、落ち込み具合は少し変わってくるかも知れません。

※このサイトではグーグル広告のポリシーにあるように、自閉症スペクトラムや発達障害などのメンタルヘルス的なことは扱いません。すべて一般論として記事を作成しています。

※反発を感じられたり、怒りを感じられる人もいると思います。そんな場合は、「そんな話もあるんだろうか」ぐらいに受け止めてください。

このサイトに初めて来られた方は、こちらをご覧ください。このサイトで何を伝えたいか要約してあります。

ブログ村から来られた方々へ。下書き段階の未完成記事がPIN送信されている場合がありますのでお気を付けくださいませ。

このサイトでは一貫して、「一般論」を述べています。特定の人を想定していません。
※いじめなどの原因が特定される種類の不登校ではなく、原因がよくわからない不登校を取り上げています。

世間はどうして「不登校は母親の責任」と思うのか

いきなり結論から述べてしまいますと、

とりあえず責任の所在を母親にしておくほうがシンプルに見えて気持ちが楽になるから

です。これは日本社会が昔っからずうっとずうっっっと取ってきた矛盾解決方法です。

お嫁さんにすべての矛盾やややこしいことを押し付けることで、男の人は社会に出て過労死するまで働けましたし、年老いた親の世話も頼めました。

今でも、「子育て」という重い課題のすべてを母親に責任を取らせることで、男の人は会社員として時間を捧げられますし、会社が男性の労力を生涯に渡って絞り上げることができます。

現代は少しだけ、「母親だけじゃうまく回らない」と偉いかたがたがようやく考えて、「イクメン」などという造語で世間に浸透させようとしていますが、時すでに遅しです。

女性はこどもを生むことを面倒くさがるようになってしまいました。

女性に子育ての責任を丸投げするやり方、その上に経済発展のために女性を社会でも働かせないとならないことで生じた限界が「少子化」です。

不登校でもなんでも、こどもの問題はすべて女性の責任だとする風潮は、今も根強く残っています。

もちろん、母親の影響は大きいです。人間は哺乳類ですから、母子の絆は父子の絆とは比べ物になりません。一番深い絆を持っている母親がこどもの生育に大きく関係しているのは当たり前です。

ただ、問題は、「じゃあその母子関係を起因とする不登校を解決するにはどうしたらいいか」を社会全体が考えることなく、「母親のせいだ」と丸投げしているのが問題なのです。

社会全体が母親に子育てのすべての責任を取らせようとしている・・・これは対処のしようがありませんね。

別の面から見たら、それだけ社会が女性に依存している、とも言えます。日本の社会は「男尊女卑」などと言いますが、現実はむしろ「女性がいないと成り立たない」ほど女性に寄りかかってようやく成立している、とも言えるかも知れません。

こちらの記事では、「こどもがゲームに没頭する」こと、それによって受ける利益や不利益を解説しています。「こどもにゲームに夢中にならせる」ということはどういうことか、もう一度考えてみてください。

「こどもの不登校は母親のせい」は正解でもあり間違いでもある

現実に、本当に不登校は母親のせいであるかどうかを言うと、本当に母親のせいですし、またそれがすべてでもありません。

これは、例えば、「なぜ日本人の肌が黄色いのか」という理由を考えるのと同じです。

〇遺伝情報で肌が黄色くなっているから遺伝情報のせいである

〇日本列島の日光の当たり具合や環境によって、何万年もかけて黄色い人や白い人が渡って来て混血が進んで最終的に黄色くなった

などと、理由は一つに特定できるものではありません。

最終的には「結局そうなった」としか言えないのです。不登校でも同じです。母親の子育て、社会的要因、家庭環境などすべてが複雑に絡まり合って、結局そうなっただけです。

だから、母親のせいでもあるし、そうでもない、誰の責任かなどとは特定できません。

「母親のせい」と決めつけてくる人は、「そう断定することによってシンプルに見えて自分の気持ちがすっきりするから」だと考えましょう。

「母親のせいだ」と言ってくる人は自分の気持ちをすっきりさせたいから言っています。
そして母親も、「自分のせいではない」と思って気持ちが軽くなるなら、それで大丈夫です。

自分のせいではない、と思っても大丈夫って・・・
なんだかそれも突き放された気分です。

だって本当に母親だけのせいでは無いですから。

自分を責めているだけでは、周囲が良く見えなくなってしまいますので、目線を上げて欲しいのです。

「スクールカースト」と「自分探し」に苦しめられているわたしたちを解説した記事はコチラです。
スクールカーストは本当にしんどいです・・・

もし不登校が母親のせいなら、むしろ解決は容易です。

この辺りから、ちょっと目線を変えてみましょう。

仮に「不登校は母親のせい」と100%受け止めてみます。

もし母親のせいであるなら、母親が何かを変えることで不登校は解決する、ということになります。

原因が母親にオールインするならば、むしろ解決は簡単なのです。

もし本当に、学校のせいでも担任のせいでも、友達のせいでも社会のせいでもないならば、の話です。

実は、本当にすべて母親のせいであるケースも存在すると思います。

これはどんな問題解決にも言えることなのですが、原因が特定されたほうが解決は容易ですし、母親が自分のせいだ、と思うことは解決に最も近い道でもあります。

なぜなら、母親はこどもと最も深い絆を持っているし、こどもはたいてい母親のことが大好きだからです。

世間や周囲が、「母親のせいだ」と言っているのをもう少し違ったふうに捉え、

母親の自分が解決の鍵を握っていると言ってくれているのだ、と受け止めてみましょう。

実際に母親が変わることで不登校が解決することもあります。

「母親のせいだ」と言われることに反発や委縮を感じていましたが、むしろ「母親の自分が解決の鍵を握っている」と励ましてくれていると思えばいいんですね。

家庭の中で最も大きな影響力を持っているのは、あきらかに母親です。そういう意味で「母親が一身に責任を背負う」ことが一番解決に近づくことは間違いありません。父親ではダメな場合が多いです。

良いお母さんが実は危ない、という記事はコチラです。

では実際に、不登校の母親はどう対処したらいいのか?

ここからは、実際にどうしたらいいのか、です。

まず世間の「母親のせい」という声は、これは「そうか、自分が解決の鍵を握っているという意味なんだ」と受け止めましょう。

社会人経験のある人なら、「責任を持たせてくれる」のは相手に信頼されているからだ、ということを知っているはずです。

責任を持たせてくれることは、大変光栄なことです。世間は母親の偉大な力を知っているからこそ、そう言って責任を持つように励ましてくれているのです。

そこで、具体的な方法ですが・・・

それは、自分で考えましょう。えー!?ここまで引っ張ってそれは無いでしょ、と思われるかもしれませんが・・・

掛け替えのない自分のこどもであり、こどものことを一番知っているのは、スクールカウンセラーでもネット上で不登校母のカリスマとして活躍している人でもありません。

ほかならぬ、母親のあなたです。

生まれたときから大事に育てて、愛情を注いできたあなたが一番、どう対処すればいいかを知っているはずです。

母親にはその力があるはずです。

もっと言えば、親にはこどもを見守ることしかできません。

本来、こども自身が自分の力で立ち上がる、その見本を見せるために母親自身が自分の人生を大切にする姿勢を一貫して見せ続けていく、これだけです。

ここで言う「解決」というのは、必ずしも再登校ではないかも知れません。とりあえず「こどもが大人になるまでに社会との絆を取り戻すこと」という地点であれば、大丈夫です。

 

まとめ

「不登校は母親のせい」と世間が言うのは、半分は本当で半分は違います。

でもはっきり言えることは、「不登校を解決してこどもと社会に絆を持たせる」には、母親が鍵を握っています。

そもそもこどもは母親と一番強い絆を持っていますし、母親の考えていることはすべてこどもにダイレクトに伝わっている、と思ってもいいです。

だからこそ、母親が苦しんだり悲しんだり、子育てを通じて成長していくにつれて、こどもも成長していきますし、変わっていきます。

そして皮肉なことに、「苦しいこと、悲しいこと」を経験するのが最も人間は成長できます。

楽しいことばっかりだと、どんどんわがままになったり、怠けていってしまうのです。

こどもの不登校を「自分の成長の機会」と捉えることはなかなか難しいかも知れませんが、過ぎてみたらきっと、

あの頃は苦しかったけど本当に充実していた

と思えるようになりますので、日々を大切に過ごしてください。

皆さんに少しでもお役に立つ情報が提供できるよう定期的に更新していきます。

にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村

不登校

Posted by admin