不登校のこどもに無視されている親が読む記事
こんにちは!親塾へようこそ。ここでは、不登校についての知識を増やし、「なるほどなあ」と思ってもらえる情報を(ほぼ)毎日お送りしています。
今回は、不登校のこどもが全然話をしてくれなくて反抗的と思うときに読む記事です。
こどもは一年前ぐらいから学校に行き渋るようになり、ここ三か月ぐらい完全不登校です。
こちらの言葉が全く届きません。反抗期?にしてはひどい気がします。
こどもが親のことを信用していないかもしれません。社会や学校のことも信用できません。親は社会の窓であり、こどもは親を通じて社会を知るからです。親が「大丈夫だよ」と気軽に言っていて、大丈夫は無かったりしたことが積み重なると、親の言うことを信用しなくなってしまいます。
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こどもが親を信用していないと問題が起きやすい
いきなり結論です。
こどもはなぜ不登校になるかというと、学校や大人に対する信頼を失っているからです。。
学校に対する信頼、同級生に対する信頼、そして最も大きなものが、「親に対する信頼」と「自分が信じられない」といった、極度の不信感を抱いています。
ともかく、周囲が信じられない。
顔で笑っていても心では怒っていたり、裏で悪口を言っているのかも知れない
など、人の心の動きそのものが怖くなっている可能性が高いです。
その中でも、親に対する不信感=自分に対しての不信感が重なり、身動きが取れなくなっている状態です。
親はまったく助けにはならないし、そもそも大した人間ではない(とこどもには見えている)ことへの失望、無力感
が根底にあります。
思春期の最大の難所の一つに、は「親が等身大に見えてくる」ことが挙げられます。今まで頼り切っていて、信頼していた親を客観視する方法を得て、現実とのギャップに愕然としてしまいます。
そんなに威圧的に接したつもりはありませんが・・・
親の人格にがっかりしたんではなく、親が実は社会に対して無力で、現状を変える力が全くないことや、自分の助けにはなってくれないことへの失望が主なものです。
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「親の承認なんて何の価値もない」と気づいたときのショック
幼いころのこどもにとって、「親の承認」が生きる糧になります。
親が自分を見てくれていること、褒めてくれること、助けて励ましてくれること、が生活のほとんどの支えになっていて、それで十分生きていかれました。
お勉強が苦手だったり、容姿がアレだったり、あるいは運動神経が鈍かったりしても、親が自分を認めてくれるだけで、へこたれずに頑張れた時代がありました。
中学生になると、早い子で小学4年生ぐらいになると、
親が認めてくれても実は全然価値が無いんじゃないか
ということに無残にも気づいてしまいます。
人気者になる、明るくて楽しい、勉強ができる、あるいは容姿が優れているなど、同級生との間に格付けが始まり、互いにがんじがらめに評価し合うようになると、今までの親の励ましや承認が急激に色褪せてしまいます。
それは、体を支えられなくなるほどの喪失感です。
いくら親がおいしいご飯を作ってくれて、励ましてくれ、褒めてくれても、同級生や学校で得られる評価には何の足しにもならない!
そのショックが、「親への不信感」に繋がっていきます。
男の子なら、スポーツができて運動神経が良い、面白い、スクールカーストが上位であること。
女の子なら、まず容姿、運動神経、おしゃれである、異性にモテるなど、格付け要素が固定されて序列が決まってきます。
思春期の男女のおそらく90%ぐらいは、激しい劣等感、自信喪失、親に対する失望感に程度の差こそあれ襲われて、そのうちの何%かぐらいは、学校に行かれなくなってしまいます。
評価や格付けは、子供同士の「自信の無さ」の表れです。思春期にはとくに、親の無力さへのいら立ちと自分へのいら立ちが混じり、「自分には何の価値もないのではないか」という失望感を抱きがちです。
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親への失望と自分を受け入れることのプロセスは人それぞれ
大人になると忘れてしまいますが、中学生ぐらいの「同級生同士の評価」は本当に辛辣で正確です。
そこで等身大の自分を丸裸にされ、親の承認のもとに抱いていた自画像との差に、多かれ少なかれショックを受けます。
思春期に必ずくぐらないければならないこの「他人の承認を得ることの難しさ」と、「等身大の親と自分を受け入れる」ことは、いろんなプロセスがあります。
勉強はできないけど部活で頑張って居場所を作る
容姿には自信がないけど面白いこと言って人を笑わせ人気者になる
おとなしいけども、おとなしいこども同士一緒に内緒話をしたり、図書館に行って本を読んだりする
など、それぞれに自分に合った方法で他人の承認を得て、自分を受け入れていきます。そうすると、親や自分に対して抱いていた失望感も和らぎ、やがて受け入れることができるようになってきます。
そのプロセスの一つとして、「不登校」があってもいいのではないでしょうか。
不登校になると親は不安だし、ときに焦りを感じることもあるとは思いますが、「今この子は必死に、容姿や勉強やその他すべての等身大の自分を受け止めようと努力している」と思ってもいいです。
こういう時期に、変にこどもを持ち上げたり、ほめちぎったりおだてて持ち上げたりするのは、逆効果です。
金銭で釣ったり、人と比べたりするのもダメです。
今の自分ができること、できそうなことを一つでもこどもが自分で見つけていくのがベストです。
些細なことでも、そういうことが自信につながっていきます。
まとめ
〇思春期のこどもは、等身大の親と自分を受け入れるという大きな困難を抱えている
〇困難を受け入れるプロセスは人それぞれで、そのうちの一つが「不登校」である場合もある
〇思春期を過ぎると、いやでも自分を見つめなおさないといけない時間がくるので、焦らなくても大丈夫。ゆっくり受け入れていく
自分を受け入れる、などと簡単に言いますが、これはかなり壮大なプロジェクトです。
能力差や容姿などの平等でない部分に直面しますし、きれいごとは通用しません。他人は親ほどやさしくありませんし、親ほどむやみに承認してくれることもありません。
それでも、「親以外にだれかが自分を承認してくれる」ことを知ることで、生きる意欲が湧いてきます。
不登校児がいずれ外に出て、人と繋がりを持てるようになるまで、もう一度自分の中学生時代の痛みを思いながら寄り添うのが一番かも知れません。
皆さんに少しでもお役に立つ情報が提供できるよう定期的に更新していきます。
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