不登校は甘え!と言われるのが気になる親が読む記事
こんにちは!親塾へようこそ。ここでは、不登校についての知識を増やし、「なるほどなあ」と思ってもらえる情報を(ほぼ)毎日お送りしています。
今回は不登校に悩む親にとって、「甘え」だという世間の声が気になる親が読む記事です。
朝は本当に具合が悪そうで、おなかが痛い、頭が痛いと訴えますが、昼からは元気になって遊んだりゲームをしたりしています。もしそれが「甘え」であるならば、早いうちに対処しておかないとこのままずっと甘えさせてあげるわけにもいかないですよね。
不登校は甘え、と言われると、これ以上甘やかしたら大変なことになるかも、と気になってしまいますよね・・・
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「甘えている」から学校に行かないの?
以下いきなり結論を言うと、学校は行かなくてはいけない場所ではありません。二年前から「不登校は問題ではない」と文科省が公式に言っているからです。
だから、学校に行かなくてもそれは「甘え」というのではなく、無理に行く必要がないから行かない、と考えてもいいです。
基本、不登校は甘えている!と言ってくる人は、その裏で「わたしはしんどくてもこんなに頑張っているのにズルい」という気持ちが見え隠れしています。
だから、不登校は甘えである、ともし言う人がいれば、あなたは本当に頑張っているね、えらいね、と思ってあげるだけでいいです。
学校というのは一種のサービスですから、サービスを受けなくてもいい、というのであればそれはそれで尊重されます。
サービスなら受けておかないと勿体ないかもだけど・・・
日本の義務教育はものすごい質が高く行き届いているので、受けておかないと勿体ない、というのが本当のところです。
▼でも勉強は必要です。もし社会が「あなたのこどもはお勉強する必要はありません」と言ってきたら?
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学校に行かないと勿体ない、というのはホント!
日本の義務教育はとても行き届いています。仮に、独力でそれらと同じ教育を受けさせようとしたら、家庭教師代だけで月何十万とかかります。
教科書も、タダでもらっていますが、実は自費で買うと結構な額にのぼります。
お勉強のほかには、体を動かす機会も与えてくれたり、音楽や美術などの芸術分野も紹介してくれます。お勉強以外の面でも、学校に行くメリットは大きいです。
それらはすべて、大人が働いて収めた税金から捻出されていているので、こどもたちはみな等しく学校でサービスを受ける権利があります。
親にとっては、こどもが学校に行かないことが不安、という受け取り方より、「受け取る権利のあるサービスを受けられないのはもったいないかも」というような見方をするのもいいかも知れません。
学校は、別に叩いて蹴って行かせるような場所ではなく、「そこに行かないと社会でやっていけない」というような場所でもありません。
ただ、世界で最も優れた義務教育である日本の学校システムを受けられないのは損だなあ、でも仕方ないか、ぐらいに受け止めてみましょう。
テレビやネットはタダで見られるお得なメディアではなく、きっちり「広告」から利益を回収してきます。
一方で学校教育は、わずかな税金を払うことでほぼ一方的に与えてもらえるシステムなので、受け取っておくほうお得です。
もちろん受け取らなくても別に構いません。そこは個人の自由です。
学校に行かないのは甘え、いうような問題ではないのですね・・・ただ受け取っておくほうがお得なシステム、というだけで。
こちらは、周囲の気配や人の心の動きに敏感なこどものことを解説しています。オカルトではありませんが、一時期、こどもは敏感になりすぎることがあります。
学校の代わりに親がこどもに与えてあげられるもの
学校教育のサービスを受け取らないことは「甘え」ではない、ということですが、学校教育はほんとによくできた制度なので、受け取っておかないと損である、ということはおわかりいただけたと思います。
では、学校教育サービスを受け取らない、となった場合、こどもに何を代わりに与えてあげられるでしょうか?
・親の関心
・家でののんびり生活・時間
などなど、与えてあげられるものはたくさんあります。
不登校を「甘え」と言ってくる人は逆に、この「親の関心」と「のんびりする時間」を際限なく奪い取られている感覚がしているのかもしれません。
両親共働き、あるいは一人親家庭のほうが比較的子育てに躓く可能性が低いのは、「親の関心」と「のんびりする時間(人が自分に奉仕してくれる時間)」が最初から求めようがないため、家の中より外に関心が向くからです。
不登校に問題があるとすれば、「親の関心」と「のんびりする時間」は、もらってももらっても満足できない麻薬のようなものである、という自覚がいつかは必要になる、ということです。
「親の関心」だけで満足できる時代はすぐに過ぎ去ってしまいます。のんびりする時間も、有り余るほど持っているのが幸福、とは言えなくなってきます。
学校が与えてくれるものより、わたしが与えてあげられるもので今のところ満足できているのかな?
こどもが、社会が与えてくれるものを受け取れる器を持つまで気長に待つ、というのも一つの手です。そもそも、学校教育サービスを受け取る受け取らないは本人の自由ですから。
まとめ
〇「不登校は甘えである」と言ってくる人は、「自分はしんどいのに頑張っている」という気持ちから言っているので、その気持ちを認めてあげるだけでいい
〇本来、学校教育はほぼ無償で受けられるサービスなので、サービスを受ける受けないは本人の自由
〇学校教育は優れたものだけど、「親の関心」と「ゆったりした時間」だけは学校は与えてくれないので、親が与えてもよい。ただ、それらはいくら与えても与えても満足しない底なし沼である、ということにいつかは気づけるように、気長に待つ。
インターネットやテレビなどもそうですが、世の中にはありとあらゆるサービスがあります。
そのサービスを受ける・受けないは個人の自由です。
ただ、「学校制度」は、親がどうしても与えてあげられない優れたものを、ほぼ無償でこどもに与えてくれるので、行かないと損かもな、ぐらいの感覚でいいのではないでしょうか?
損得で考えるのはあまり良くない、と考える人もいるかも知れませんが、学校には無理にでも行くもの、行かされるもの、と考えるのではなく、「行かないと損する素敵な場所」と親が考えることで、こどもの認識も少しずつ変わってくる可能性もあります。
皆さんに少しでもお役に立つ情報が提供できるよう定期的に更新していきます。
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