子育てをしていて一人になりたくて罪悪感を持ったときに読む記事
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今回は、育児や不登校児の母親が「一人になりたい」と思い、かつそれに罪悪感を持ったときに読む記事です。
実は、こどもが不登校になってからというもの、ものすごく疲れ果てていて無性に「一人になりたい!」と思ってしまう自分がいます。しかもそのことに自分に罪悪感を感じてしまうというトリプルコンボで参っています。
「不登校」「ワンオペ育児」「罪悪感」のトリプルコンボ・・・日本の母親の最も苦しんでいる事例の一つかも知れませんね・・・
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一人になるのは心の健康を保つのに不可欠
いきなり結論です。
人間は、一人では生きていかれません。
同時に、一人になる時間がないと、簡単に死んでしまいます。
一人になることの最も大きな事例が「睡眠」です。
どんな生物でも、「眠り」が必要で、眠らない場合命を維持することもできなくなります。
人間を痛めつけるもっとも有効な拷問は「眠らせない」ことだそうです。
そして、睡眠には「心と体を休める」という作用がありますが、
「一人になる」のは「心を休める」のに必要不可欠なものです。
もし一人になることを非難する人がいて、罪悪感を持たせてくるとすれば、その人は間接的に人の心を壊そうとする人です。
人の心を壊すとその人をコントロールしやすくなり、自分に都合が良いからです。
大人はどんなときでも、絶対にほんの少しでも「一人の時間」を作ってください。
大人は通常、起きているだけでエネルギー回路が社会に繋がり、家族と繋がり、こどもと繋がってあらゆる方向から好き放題なエネルギーを受けたり吸い取られたりして遠隔操作されがちになっています。
外からのエネルギーを断ち切って自分の心の中に戻っていく作業が無いと、遠隔操作だけされるロボットのようになって心が死んでしまいます。
こどもはエネルギーを「受け取る側」なので、一人でいる時間はあんまり必要ないのです。
でも大人は、起きている時間はすべてどこかと繋がっているので、意識的に繋がりを断つ(つまり一人になる)ことをしないと、心の中がすべて「自分以外のもの」に占領され、体を持っていかれてしまいます。とくにこどもが小さいと、こどもが物理的に体を拘束してくるので心もそれに引っ張られてしまいます。
思春期のこどもが「自分が自分じゃ無くなる感覚」と言っていますが、あれはどうなんでしょう?
こどもの場合は、他者との繋がりではなく「自分の潜在意識と本音」と仲良くするのに苦労しているだけで、大人の他者のエネルギーに心を引っ張られるのとはまた種類が違います。
こどもが小さいころは、24時間こどもに振り回されて物理的に「息ができないような重さ」を感じていました。
今不登校のこどもが家にいるんですが、ちょっと違って、「罪悪感」みたいなものに引っ張られている気がします。こうなったのは自分の育てかたが悪かったからだ、と・・・
だから、こどもから離れて一人になることに罪悪感を持ってしまうのだと思います。
実際に、こどもの不登校は親の育てかた、社会、こどもの資質のコンボで作り上げているのですが、「罪悪感」というのはまた別のものです。以下の章で「罪悪感」について取り上げます。
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一人になりたいのを「罪悪感」で制止する理由
結論から言うと、「罪悪感」は、他人から利益を吸い上げるために最も有効な手段です。
特に日本の母親は責任感が強く、優しく、自分を責めることが多いので、このやり方が最も人をコントロールしやすいです。
そして、母親が自主的に一人になることに「罪悪感」を持って自主的に人に労力を捧げる一方だとしたら、他の家族の構成員は、みんなが「お母さんは自分でいる時間はまったく必要ない」と悪意でなく思い込んでしまいます。そこで一分でも一人にさせまい、すべての時間を吸い上げようとしてきます。
実は、自分の心の健康を保つために一人になることを「罪悪感」で制止する必要は、これっぽっちもありません。
むしろ、お母さんに罪悪感で無理に接してもらっているこどものほうがかわいそうです。
ただお母さんは、日本では伝統的に「すべてを家族のために捧げるのが当然」と固く思い込まれてしまっているので、少しだけ勇気を出して
お母さんだって心の健康を保ちたいから、一人なりたい、一人になることが必要だ
と周囲にアピールすることが必要です。
アピールが必要なほど母親を追い詰めている社会も問題ですが、そもそも母親自身が罪悪感を持って自主的に自分を制止しているから問題が長引いている、ということも考えられます。
頼れる人が周囲にいない場合は特に、意識的に一人になる時間を作る必要があります。そこにセルフ自己制裁である罪悪感を持ってくると、家族内のエネルギー回路がすべて「母親から吸い取る」構造になってしまいます。
こどもはそんなことを望んでいるわけではありません。お母さんに元気で笑顔でいて欲しいのだから、セルフ自己制裁はこどものためにもなりません。
つまり、罪悪感は「百害あって一利なし」ということですね・・・
▼子育てを難しく捉える必要はありません。
罪悪感による行動は「百害あって一利なし」
ちょっとカテ違いのようですが、ものすごくわかりやすい例を挙げます。
このサイトで政治や国際問題を語るのは気が引けますが、あまりに端的でわかりやすい実例なので・・・
日本と朝鮮半島の関係は今過去最高にこじれています。
日本は今朝鮮半島と貿易関係その他を断ち切る「断韓」の段階に入っています。
日本は「過去36年支配した」という罪悪感から、戦後ものすごい援助を無償で行い、精いっぱい尽くしてきたのですが、結果はどうなったでしょうか?
一方的に利益を吸い上げられ、感謝されるどころかますます反感を持たれて、テロまで起きるような事態になっています。
これを見ても「罪悪感」、「他者から利益を吸い上げる」、「あまりにも近い関係(べったりの一方的な援助)」が全く役に立たず、むしろ事態をこじらせるだけなのがわかります。
・こどものことを考えることと、罪悪感は全く別物になるように工夫すること
・親は極力心の健康を保つために定期的に一人になることが必要
です。
もし罪悪感のようなものを持ってしまったとしたら、「自分の心を守ることに罪悪感を持つことはどういうことか」を一度考えてみてください。
それは実は、自尊心が低いことと関連があるかも知れません。
自尊心の低さは、子育てに限らず人間関係全般にあまり良くない影響がありますので、また別記事で取り上げます。
親がこどもに伝えたいことの一つに「自分を大切にする」ことが挙げられます。親は態度で示してこそこどもに伝わります。
一人になることは「自分を大切にする」以前に、自分の心を守るのに必要なことなのに、そこに罪悪感を感じるってだいぶ追い詰められていたんですね・・・
まとめ
・一人になることは心の健康を保つのに絶対不可欠
・なぜ「一人になりたい」と思うことに罪悪感を感じるの?
・子育てで罪悪感を感じるのは「百害あって一利なし」
罪悪感の正体は、かなり奥が深く入り組んでいます。
罪悪感を感じることは「こどもを大切にすること」とは全く関係がありませんし、むしろ大きな害になりますので、また別記事で深く掘り下げます。
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