こどもの不登校で求めるのは「問題解決」?それとも「共感」?

こんにちは!親塾へようこそ。ここでは、不登校や子育てについての知識を増やし、「なるほどなあ」と思ってもらえる情報を定期的にお送りしています。

今回は、不登校について考えるにおいてものすごく大切なことなのに、見過ごされ嵌ってしまうある種の「罠」についてお伝えします。

こどもが不登校になって、ネットでの情報収集が生活に食い込んできてしまいました。そのネットにもたくさん情報があり、ネットを見て気分が上がったり下がったり、こうしようと思ったり、カウンセリングを受けてやっぱりああしようと思ったり、気持ちだけがいつも先走りしている状態です。

この種の「罠」に気づいて抜け出していくことが、本当に直接的に「不登校という現実そのもの」から脱出する可能性があります。

※このサイトではグーグル広告のポリシーにあるように、自閉症スペクトラムや発達障害などのメンタルヘルス的なことは扱いません。すべて一般論として記事を作成しています。

※反発を感じられたり、怒りを感じられる人もいると思います。そんな場合は、「そんな話もあるんだろうか」ぐらいに受け止めてください。

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ネット情報で間違った方向にフォーカスすることの危険性

まずは結論です。(実はここが一番言いにくいところですが、最も大切です)

我が子が不登校になって情報を収集するさい、ネットで拾う情報は主に「我が家の不登校体験記」「我が家はどうやってこどもの不登校を克服したか」のジャンルです。

この種の情報を求めることからしてかなり矛盾を孕んでいることに、ほとんどの人は気づいていません。

まずは、ご自分の心に確認してみてください。

あなたは、

①「不登校を解決したい!」と問題解決を望んでいるのでしょうか?

あるいは、

②「不登校問題で誰かに共感してもらい、心を穏やかにしたい!

と望んでいるのでしょうか?

まずここをはっきりさせないと、全く間違った方向に進んでしまいます。

誤解を恐れず、言葉を選ばず言い切ってしまうと、

①の、「問題解決を望む」のであれば、

体験談から情報を得るのは、道を誤りやすいです。

問題解決は、自分とは違う次元に居る、高い位置からのアドバイズでないと、同じ道を堂々巡りすることに繋がってしまうからです。

ここをわかりやすく言うと反発を避けられないのですが・・・

例えば、仕事のスキルを磨きたい、もう少し高度な情報を得たい、と思うのであれば、その世界で自分よりもはるかに先を行く人の話を聞くのが有益です。

そういう場合、誰も、自分と同じ立場、同じ道を通っている人にアドバイズをもらおうとは思わないし、逆にアドバイスされると「同じ立場の人にアドバイズしてもらっても・・・」と戸惑うでしょう。

ところが、「不登校」に関しては、この「同じ立場の人からアドバイズをもらう」のが、ごく当たり前に、普通に行われています。

ここに矛盾を感じる人も全体的に少ないようです。

もし、「家庭環境や、母親の対応が不登校の原因になっているのではないか」と感じるのであれば、本来なら、そういう問題とは無縁な状態の人にアドバイズを受けないと、同じ場所をグルグル回ってしまうことになりかねません。

一方で、②の「誰かに共感してもらいたい、心を楽にしたい」と思うのであれば、ネットでたくさん記事が公開されていますので、交流を深めることは非常に有益です。

少しスピリチュアルチックな説明になってしまうのですが、

同じ波長の人ととは惹き合いますし、同じ段階にいる人が多いです。

もし今の現状に問題があるのであれば、自分とは違う波長の考え方を取り入れる(波長が違う場合反発を感じる割合も高くなる)ようにすれば、現状を変える力になってくれます。

共感作用というのは、現状を変える力にはなりにくく、むしろ現状を維持する方向へ気持ちが向いてしまいます。

ここは、本当に言いにくい部分です。
「問題解決」と「共感を求める」ことを一緒にしてしまうと、一緒に迷子になろうよ!的な集団が出来上がってしまう
ということです。しかもその集団はかなり排他的で、現状維持を強力に推し進めてしまいます。

▼不登校は、実は社会全体が欲している現象ですので、個々の意志で排除することは難しいです・・・

現状が受け入れられずネット情報に飛びつく危険性

タイトルも挑戦的に見え、炎上しがちな案件になってしまいますが・・・

現状が受け入れられないままネット空間をさまよい、共感できそうな記事に飛びつく

→共感者(同じ境遇の者、同じ段階に居る人)と強固な連帯を保ち、違った意見を受け止めることがますます困難になる

現状を維持する環境がますます整ってしまう

という無限ループの連鎖があちこちで発生する環境が整ってしまいます。

現状を維持するには「共感」が力になり、現状を突破するには「共感」の居心地の良さから脱皮する必要があることを、まず認識してください。

かといって、現状を脱皮するにはどうしたらいいか、は誰に教わったらいいの?と思われるかも知れません。

ここは、各家庭の完全オリジナルです。

なぜなら、カウンセラーもネットのカリスマも、たかだか30分、一時間カウンセリング的なことをしたところで、親以上にこどもを理解できることはないし、環境を整えることはできないからです。

その部分を、

ネットのカリスマが助けてくれた

初めて出会ったカウンセラーが良い指針を示してくれた

と一種の幻想を起こさせてしまったりします。

一見、カウンセラーが共感してくれ、解決してくれた、と思い込んでも、実は、ただ単にそういう時期がきて解決しただけだったり、こども本人の生命力が社会に向かう力を得たりして自主的に立ち直っただけで、別にカウンセラーの力ではありません。

そして、お医者さんでもカウンセラーでも、優れた能力者であればあるほど、自分の限界や無力さを承知の上で、カウンセリングに当たっています。

日本の心理学分野のの草分け的存在である河合隼雄氏も、「努力はしたいからするだけであって結果を求めてしているのではない」と著書で仰ったりしています。

 

共感をしてもらって自分が楽になるためのカウンセリング、と割り切って受けるのであればそれはそれで有意義です。

で、結局は、問題解決は各家庭に丸投げですか?

実は、この記事で言いたいことは、以下のようなことです。本題はここからです。

▼不登校をちょっと違った角度から眺めてみると、違う光景が見えてきます。

自分の中にすべての解決策がある

ここからは、スピリチュアルチックになってしまうのですが、結局ここにたどり着きます。

風邪をひいたとして、治すのは自分の体です。お薬が治しているわけではありません。

不登校の問題が解決したとしても、それは親のおかげでも、ましてやカウンセラーのおかげでもなく、こども本人が自分の力で立ち直っただけです。

「そんなことわかっている」と思っていても、実はわかっていないことが多いです。だからこそ、何かにすがる気持ちでカウンセラーを訪れてしまうのです。

カウンセラーの意見を聞く時間があるなら、こどもの今現在の気持ちを観察してこどもの言葉をよく聞いてあげ、寄り添ってあげてください。

ネットで情報を収集するより、まずは自分自身の生育環境や、今まで生きてきた考え方の癖を観察し、自分が目を背けてきたものに勇気を持って向き合ってください。

そういうことが、「自分を大事にする」ということであり、「自分の家庭を大事にする」ということなんだと思います。

ここで、ご自分の思春期の時、親に反発を覚えていた時期のことを思い出してください。全く反発を覚えなかった、ということはないと思いますし、多かれ少なかれ、そういう時期があったと思います。

もし親が、あちこちに意見を求めて、

「うちの子はこんなんでホントに困っています。どうしたらいいのでしょう?」的に自分に関するマイナス情報を周囲に垂れ流していたりしたら、どう感じますか?

学校カウンセラーや、教育委員会、市の相談室その他の公共機関や、児童相談所などに話を持ち込み、あちこち言われて、いろんなアドバイズを仕入れて動いている親を見て、何を感じますか?

そんなことよりも、もっと自分の話を聞いて欲しい。

もっとちゃんと向き合って欲しい。

人に話を聞く時間があるなら、自分の気持ちや心、悩んでいることを理解しようとしてほしい。

と思いませんか?

親が受け入れられない我が子に関する問題を、他人に受け止めてもらおうとする試みは、たいてい失敗します。

人に相談しよう、と思う時点で、親はこどもに自分自身で向き合う覚悟を持っていない、ということにもなります。

もちろん、カウンセラーのかたがたの存在を否定しているのではありません。カウンセラーは人に共感するのが主なお仕事ですし、問題を共有してもらうことで心が楽になることもあります。
でも、肝心のこどもを見ないで外部に問題をまき散らしても、あまり結果は変わらないということです。

ちょっと言わしてもらいますが、このサイト自体もはっきり言って無駄なのでは?ここも一応カウンセリング的サイトに見えますけど・・・

そうです!無駄サイトです。
だって、解決法はすべての各人の心の中にあるのですから。
ただ、世の中にカウンセリング的サイトはたくさんあっても、「カウンセリング的なものを否定する」サイトは見当たらないので、こうして発信しています。

▼不登校を人に相談するのは逆効果!?

まとめ

・問題解決を求めているのか、他人からの共感を求めているのか、まずは自分の気持ちを整理しよう。問題解決をする場合は、共感を求める姿勢からは脱皮する必要がある。

・「共感」は現状維持を強く促進して強固にしてしまう性質があります。現状維持を望まず解決を求めるのであれば、まず共感を求める姿勢を改め、自分自身でオリジナルな解決法を模索すること

・周囲にアドバイズを聞いて回ったり、相談して回ったりする時間があるなら、今現在のこどもにしっかりと向き合い、理解しようとしてあげてください。そういうことが、自分やこども、自分だけの家庭環境を大切にする、という姿勢です。

人に問題の深刻さを理解してもらおうとする時間を、こどもの心の傷や問題を理解しようとするほうに振り分けてみるだけで、事態は動いていきます。

他人に共感を求める姿勢が時には余計事態をややこしくし、問題解決が遠のく、ということだけを心に留めておいてもらうだけでも、この記事を書き読んでもらった甲斐があった、と感じています。

皆さんに少しでもお役に立つ情報が提供できるよう定期的に更新していきます。

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