不登校のこどもに対しての「怒り」とどう向き合っていますか?
こんにちは!親塾へようこそ。ここでは、不登校や子育てについての知識を増やし、「なるほどなあ」と思ってもらえる情報を定期的にお送りしています。
今回は、「不登校のこどもに対して怒りを感じてしまう」という悩みについてです。
怒り?もう怒りという段階では無いかも知れない。諦めというか・・・・その怒りをどこにぶつけようもなくて本当に苦しい時がありました。
「怒り」というのは嫌われ者ですよね・・・
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※反発を感じられたり、怒りを感じられる人もいると思います。そんな場合は、「そんな話もあるんだろうか」ぐらいに受け止めてください。
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「怒り」を擬人化して受け止めてあげてみてください
いきなり結論です。
「怒り」は感じないように抑圧するものでも管理するものでもありません。
「怒り」や「憎しみ」も大事な人生の一部であり、それは喜びと楽しみ、幸せと同じくらい大切なあなたの心の一部です。
世の中の風潮(というか常識として)「怒り」を忌み嫌い、「管理する」のが当たり前に思われていますが、それは良い方向に向きません。
「アンガーマネージメント」というような言葉ができたりするのも、「怒りはコントロールするもの」というとして受け止められているということでしょう。
でも、怒りは、喜びや悲しみと同じように、宇宙からやってくるお友達(変なたとえですが)です。
喜び君や悲しみちゃんはきちんと受け止めてあげて、怒り君は無視、抑圧、ほったらかし、邪魔者扱いするのは、かわいそうですし、ふてくされますし、いずれどんどん手に負えなくなっていきます。
例えば、こどもに対して「無条件に受け入れる」のが理想とわかっていても、自分自身の感情さえ無条件に受け入れられないのであれば、こどもも無条件に受け入れることは難しいのではないでしょうか。
怒り君を抱きしめて受け入れてあげてみましょう。
発散することも、無視することも、コントロールすることも要らないです。
ただ受け止めるだけで大丈夫。
▼こどもを愛せないと思ったとき
不登校のこどもに怒りと不安を感じるとき
ここからは、具体的な事例についてです。
不登校のこども、あるいは子育てで問題が起きた時、怒りや不安を感じない人はいないと思います。
その怒りを、たとえばこどもにぶつけてみたり、感じないようにしてみたり、父親やほかのことに八つ当たりしたり、逃避したり、どうにかして避けようとするかも知れません。
怒りや不安は、居心地を悪くし、心を暗くし、胸が締め付けられるような不快感をもたらしてきます。
でも、そういう存在も、大切な心の一部です。
しっかり問いかけてあげて、構ってあげて欲しいです。
何にたいして不安を感じているのか?
怒りはどこからくるのか?
話しかけて、やり取りをして、「怒り君」の言い分を聞いてあげてみてください。
ここで、構ってあげたり、言い分を聞いてあげるためのポイントをお伝えします。
いつも主語を、「わたしは○○だけどあなたは?」というふうに、
主語をわたし 自分 にしてください。
ここを、学校は、友達は、世間は、社会は、というふうに置いてしまうと、架空の亡霊が「怒り君」を相手していることになり、全く構ってあげたことになりません。
わたしは、とても学校に行って欲しいけど、こどもは全然その気がないからイライラするのかな?
わたしは、こどもの将来のためを思っているのだけど、こどもはそれに気づかないから怒りがこみ上げるのかな?
わたしは、こんなに頑張っているのに、こどもはダラダラしてゲームばかりしているから腹が立つのかな?
怒り君を構ってあげていくうちに、怒り君は、輪郭が丸くなって、ドギツイ黒色だったのがだんだん柔らかいオレンジ色になり、黄色になり、最後には透明になっていくのが感じられます。
怒りがいつまでもくすぶるのは、相手をしてあげないからです。
ちなみに、怒り君はあなただけの心の一部であり、こどもには関係はありません。
ここで思い出してほしいのは、
こどもが仮に学校に行って、日々順調に生活していても、怒り君や不安ちゃんはいつでもどこでもあなたを訪問します。
感情は他人がもたらすものではなく、自分の自身の深いところから宇宙の通り道を通って湧き上がってくるものだからです。
どんなに温厚な人でも、怒りは必ず感じています。怒りっぽい人というのは実は、「怒りを感じまいとして外に発散している」のであって、怒りを感じて受け止めている人は意外と静かです。
怒りを擬人化して、抱きしめて受け止めてあげる、というのはなかなか斬新なやり方かも知れない・・・
▼憎しみも、心の一部です。
この記事も同じです。憎しみも怒りと同じで、自分のかけがえのない心の一部です。それがどこから来るのかを追及するよりもただ受け止め、消化してあげると、物事の次元が目に見えないところで一段階アップします。
「怒り」などの感情の根元は追及しても仕方がない
ここで一つ楽になる考え方をひとつ。
怒りや憎しみを感じている原因は、
こどもの不登校(やその他の問題)とはまず関係が無い
ということです。
怒りの原因を追及していったら、本当にそれはどこから来ているのかさっぱりわからないぐらい複雑で入り組んだ原因だったりします。
体が疲れていたり、自分の過去苦しかったこと、勉強が思うように進まなかったこと、夫婦の問題に起因する、あるいは寂しさ、将来への不安、こどもがひきこもりになったらどうしよう、などなど、いろんな原因が山ほどあるでしょう。
感情の出どころは、ブラックボックスです。
あまりにも入り組んでいるので、原因は特定できないし、特定しようと頑張っても不可能です。
個人の役割があるとしたら、それはただ受け止めて消化するだけでいいし、それ以上のことをしようとする試みはまず失敗します。
人の運命や宿命と同じで、自分の両親と同じで、それはただ、何かの通路を辿ってあなたのところへ訪れてきただけです。
それがやってくるのはあなたのこどものせいでもないし、あなたのせいでもなく、ましてや社会のせいでも学校のせいでもお友達のせいでもありません。
気楽に、気負うことなく受け止めてあげてください。
いじめなどによる怒りは、原因が特定できるのではありませんか?それもただ一方的に受け止めろ、と?
あきらかに不条理なことは世間が裁いてくれますし、学校も対処してくれます。
ここでいうのは、家庭内でのこどもに対する怒りです。
家庭というのは一種の「閉じられた宇宙」ですから、まずは家庭内で訪れてくる感情を積極的に追いかけて受け入れるようにしてみてください。
まとめ
こどもに怒りを感じた時、それは、こどもが原因では無く、想像できる外的要因でもないです。
ホ・オポノポノ的に言うと、
宇宙にあるすべての物体が有する記憶の海から、潜在意識の通路を伝って再現された一つの情報
に過ぎません。
その情報に過度に反応するのではなく(反応の中には、あえて無視したり抑圧したりすることも含む)、自然にゆったりと構ってあげて、透明な色になるまで抱きしめておいてあげてください。
皆さんに少しでもお役に立つ情報が提供できるよう定期的に更新していきます。
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